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コーギーちゃんに多い変性性脊髄症(DM)について

2018年12月26日 19:42

カテゴリー: 日々のできごと 犬の車椅子 ウェルシュコーギー 中型犬 新着情報 マメ知識

今日は、コーギーちゃんに多い変性性脊髄症(DM)についての記事を書かせて頂きます。

 

まずは、ご了承頂きましたので、2年前の9月に車椅子を製作させて頂き、先日旅立たれた山口県のコーギー 瑠奈ちゃんの飼い主様のお言葉をご紹介させて頂きます。

 

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~飼い主様より~

 

2016年に瑠奈の車椅子を作っていただいた、山口県の〇〇です。

 

その節は大変お世話になりました。

 

瑠奈は12月22日に、15歳と5ヶ月の生涯を終えました。

 

変性性脊髄症を発症してから2年余り、その大半の期間をはな工房の車椅子に支えていただきました。

 

車椅子のおかげで、今年2月の大雪の日、大好きな雪遊びをさせてやれたのも今となっては良い思い出です。

 

今年の後半からは全く体が動かせなくなり、車椅子に乗ることも出来なくなりましたが、最期は苦しむこともなく本当に静かに旅立っていったのがせめてもの救いです。

 

今は弟分のカノンが、寂しさを少し和らげてくれています。

 

乗り手のいなくなってしまった車椅子ですが、瑠奈の形見として大切にしたいと思います。

 

はな工房さんには、瑠奈に代わって感謝申し上げますととに、今後ともはな工房の車椅子が多くのわんこの助けとなることをお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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最期まで大きな愛情に包まれて、幸せな瑠奈ちゃんですね。

 

頂いたお写真から、瑠奈ちゃんの幸せな感情が伝わってまいります。

 

コーギーちゃんを家族として迎えられた時は、変性性脊髄症(DM)という病気の存在を知らなかった方がほとんどだと思います。

 

他の犬種でも発症する可能性がある病気ですが、確率的には他の犬種と比べてコーギーに多い病気です。

 

三年前に旅だった我が家のコーギー はなちゃんを迎えた時も、病気の事を知りませんでした。

 

多くのコーギーちゃんの車椅子を製作させて頂き、12歳頃からDMを発症する事が多いです。

 

我が家のはなちゃんも12歳でし発症しました。

 

お散歩をしていると後ろ足の爪を擦る様な音がしはじめ、爪が擦り切れて出血してしまったため、お散歩へ行けなくなりました。

 

それからネットで調べていると、DMの疑いがある事が分かりました。

 

市販の車椅子を探すと私が望む車椅子は存在せず、私は自動車部品や産業機械等の部品を製造する機器の設計・製作会社を経営しているため、はなちゃんのために車椅子を一から設計・製作したのがきっかけです。

 

はなちゃんはお出かけが大好きな子だったので、毎日のお散歩以外にも、休日には完成した車椅子を持って一緒にお出かけをしました。

 

出先では「この子可哀そうに~」と言われる事もありましたが、「ここまでしてもらえて幸せだね~」と話しかけれらると、とても嬉しかったです。

 

DMの存在を知った時はショックでしたが、可愛そうと思った事は一度もなく、やれることをしてあげる事で、幸せそうなはなちゃんの顔を見る事が喜びでした。

 

ですが、不安はありました。

 

ネットで調べた情報では、「どんどん進行して前足も弱くなり、最期は呼吸困難で亡くなる」と書いてあったからです。

 

車椅子生活が三年程続き、少し呼吸が荒くなる時がありました。

 

いよいよその時が来たのか?と不安は大きくなり、DMは治る病気ではありませんので、あまりにも苦しい状態になった時は、安楽死を考えた方が良いのか?とも悩みました。

 

心配しすぎて獣医さんに安楽死の方法を聞く事もありましたが、自分の意志で、はなちゃんの寿命を決める事が出来ないという結論に達しました。

 

私の心配は実際にはおこらず、息が荒くなる事もなくなり安心したものの、徐々にはなちゃんの体全体の力が、少しづつ抜けていきました。

 

数か月が経ち、そろそろお別れが近づいていると感じた朝に、はなちゃんがいつもよりも目を見開いて頭を動かしたりと、いつもと違う動きをし始めました。

 

いつもよりも動いているにもかかわらず、直感でお別れの時が来た事が分かったのです。

 

はなちゃんを膝の上に抱きかかえ、泣きながら話しかけていると、数分で穏やかな表情のまま苦しむ事もなく旅立ちました。

 

ネットで書かれている様な苦しみは、一切無かったのです。

 

1000台以上の車椅子を製作させて頂いており、犬種別で見るとコーギーちゃんの車椅子が一番多いと思います。

 

レンタルのお客様も多いので、返却される際は事情をお聞きします。

 

不思議な事に、DMの症状があったコーギーちゃんで苦しみながら旅立ったケースは一度も聞いたことがありません。

 

皆さん「安らかに」とおっしゃられます。

 

全て安らかに旅立つという事ではないと思いますが、呼吸困難で苦しみ亡くなるケースは極々まれな様な気がします。

 

お客さまから頂くお電話で、ネットの情報を読んでDMについて大きな不安を抱えてみえる事は少なくありません。

 

私の経験と、お客様の声をご紹介させて頂く事で、DMについて不安を抱えていらっしゃる飼い主様の不安が、少しでも軽減されればと思い、お客様にもご了承頂き記事を書かせて頂きました。

 

コーギーちゃんの場合、12歳前後でDMを発症し、14~16歳で亡くなるケースがほとんどです。

 

多くの犬種の車椅子を製作させて頂いておりますが、洋犬の中型犬の寿命は14~16歳というケースが非常に多いです。

 

この事を考慮するとDMで亡くなったとしても、DMでないわんちゃんの寿命と同じくらいですので、寿命としては変わらないと考えられます。

 

現状では残念ながらDMは治せる病気ではありません。

 

DMを発症したとしても、旅立ちの時期としては変わらなく、苦しまない子がほとんどですので、悲観する事はないと思います。

 

限りある時間を後悔のない様、一日一日を大切にお過ごし頂ければと思います。

 

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