高齢のワンちゃんの場合は、二輪の車椅子で元気に走り回るというよりは、三輪車椅子に乗って立って食事をしたり、歩行時の転倒を防止したりする目的で使用されるケースが多いです。
ある程度体重を支えながら脚を動かすことが、機能の維持・回復と内臓の動き改善に繋がり、食欲や排せつの調子を整えます。
歩きたくて仕方ない子もいれば、寝たきりの状態にストレスを感じて、ぐずったり、脚をバタバタと動かして「立たせて!」と要求する子も多く、動く力や動く意思がなくても、立っていられるだけで喜んでくれて落ち着いたり、乗ったまま寝てしまうケースも多いのです。
すぐに歩けない、と焦ってしまう飼い主様もいらっしゃいますが、快適に過ごせるよう、わんちゃんの気持ちに寄り添って頂ければと思います。
認知症のワンちゃんは、クルクルと回るケースがほとんどで、小回りの利くはな工房の三輪車椅子に乗ってクルクルと楽しそうに回っております。
クルクルと回る様子は、こちらの動画(←クリック)を参考にご覧くださいませ。