愛知県 ジャーマンシェパード クロちゃんです。
クロちゃんは虹の橋を渡られましたが、ご家族様よりご感想を頂きました。
はな工房さんから5月半ばに車椅子が届き、少し歩く程度でしたが、自立出来ないクロはとても喜んでいたと思います。
あのオーダーメイドの車椅子は誰に見せてもビックリされ、存在感バッチリでした。
はな工房さんに作成していただいて、本当に良かった。
病気や怪我で不運な死に方もするペット達が多い中、立つ事歩く事の動物本来の姿に戻す協力をしてくださったはな工房さんに本当に感謝の思いでいっぱいです。
全国いろんな車椅子工房がありますが、はな工房さんを選ばせていただいたのは愛知県から岐阜は近いという利便性もありますが、HPの分かりやすい説明でエンジニア設計である事やユーザーさんからの感謝の声等、いつまで使用するか先が分からない私達には、万が一不要になった場合は返却するレンタルシステムが気に入り、はな工房さんに決めさせていただきました。
何度も採寸して、採寸するだけでも大変な大型犬でしたが、車椅子が届いた時は感動でした。
主人と2人で「重い頭の方はお願い!私は軽い足の方担当するわ。ヨイショ!」なんてワイワイと老々介護をしながらクロを乗せ、エサで釣ってリハビリ歩行させました。
かなりの老犬だったので、乗せても15分くらいでクタクタのようでしたが、きっとクロは喜んでいたと思います。
最期は掌大の褥瘡で食事も出来ず、点滴のみで命を繋いでいましたが、私が主人に「もうこれが最後かもしれない。自分で歩いたり走ったりしていたワンコだった事を思い出して欲しいから車椅子に乗せてあげよう」と話し、すっかり軽くなってしまったクロを2人で抱えて車椅子に乗せました。
寝たきりの彼がいきなり車椅子に乗せられキョトンとした表情の後、キリッとイケメンだったジャーマンシェパードの顔に戻った瞬間を私達は忘れません。
「立ったね、良かったね。クロはこの景色が見たかったんだよね」って何度も頭を撫でてやり、その1週間後に亡くなりました。
使い手が居なくなった車椅子を洗い、車椅子にもお疲れ様と声をかけながら分解し、少しずつ心の中の思い出も整理され、梱包し終わった長い包みを見て「車椅子も故郷に戻り、再び次の子達の支えに生まれて変わってね」と思いながら送りました。
はな工房さんの車椅子は、ペットや飼い主さんの安心と希望いっぱいの愛に繋がっていました。
ペットの寿命も伸び、高齢化が進んでいます。この先、必要とするユーザーさんがもっと多くなると思います。
これからも頑張って愛いっぱいの車椅子作成し続け届けてください。